内面美容ブログ

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生まれ変わったら腸内細菌①

以前ブログで「発酵」というものを取り上げさせてもらいました。 
すっごく簡単に表現すると、「菌」の力で「栄養素が変化する」状態を発酵と呼びます。
血液さらさらパワーが無い大豆発酵した納豆は血液さらさら効果がある
食べても酔っ払わないお米も発酵するとアルコールたっぷりの日本酒になる
体にいいはずのお肉も腐ってしまうと毒になる
 
この「血液さらさら成分」「アルコール」「毒」が産まれることを発酵と呼ぶわけです。
 
実はこの発酵。我々の体のなかでも常に行われています。
誰が??どこで??
 
これが腸内細菌のパワーです。
 
人間の腸の中には1キロとか2キロとも呼ばれる大量の「菌」が住んでいます。
「菌」は殺せ!「菌」は体によくない!!っていう風潮がすごいですけど、そんな我々は1,2キロの菌を体の中に抱えてるんですよ。
 

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この菌。人によって飼っている種類がぜんぜん違うということがわかっていて、人間自身のDNA以上に菌のDNAが生活に大きな影響を与えているといわれているほど。
 
発酵の定義の通り、この「菌」は人が食べた食べ物を横取りして、特別な栄養を作り出すというすさまじい力を持っています!!
 
たとえば・・・
大豆を食べると女性ホルモンが増える!とか聞いたことありません?これ、人間はできません。腸の中の菌がやってます。
人が幸せを感じるためのホルモンでセロトニンというホルモンがあります。これ、作ってくれてるの腸内細菌です。
こんな風にそれぞれの菌がそれぞれの特別な仕事をしてくれているわけですよ。
 
こうやって腸内で菌が作った栄養は、すべて血液に取り込まれて全身に巡っていきます。
 
人間1人の腸の中には1000種類近くの菌が住み着くといわれています。
でも共通の菌はそのうち10%程度で、残りは指紋レベルでみんなそれぞればらばらだそうです。(諸説あり)
 
つまり、「腸」という「動物園」に飼っている動物はそれぞれ経営者しだい!ということ。
大体キリンとゾウはいるけども、ある動物園にはナマケモノがいる!!とかあっちはカピパラだ!!とか。
そんな感じ。
 
このそれぞれが持っている菌の種類は、生まれ育った環境や普段の食生活で決まります!!
 
日本でも海外でも最近行われることが増えてきた「腸内細菌検査」。
つまり、自分自身の体質以上に影響が大きな「菌の種類」をしらべる検査。
 
飼っている菌によって病気のリスクが変わるとか
飼っている菌によっては効かない薬があるとか
飼っている菌によって性格が変わるとか・・・すごいですよね・・・
 
じゃぁいい菌をもっともっと取り入れていこうぜ!!
がんばって菌活しようぜ!!性格良くしようぜ!!ってなるんですけど、、、そう簡単にいかないのが菌の難しいところ!
 
ちょっとこのテーマ長くなりそうなので2回に分けてお伝えします。
次回のブログを読むといよいよみなさんも腸内細菌になりたいと思うようになりますよ笑

ぜひ次回も読んでくださいねー!
 

鉄は吸収を考えよう

今回のテーマは鉄。
私家ではガパオとか好きでよく作りますが、基本鉄のフライパン。
少しでも鉄がとれるなら・・・と思っていますがあまり意味はないようです笑
 
さて、鉄の働きも多岐にわたりますが、一番はやっぱり「赤血球」
鉄+タンパク質=ヘモグロビンになり、赤血球として酸素を全身に運搬します。
 
人間は酸素があることで初めて脂肪を燃やしたり、ATPと呼ばれるエネルギーを作ったりするので、「酸素を運ぶ」というのは想像以上に大事な仕事です。
 
鉄さびって赤いですよね?血液が赤いのはこいつのせ。
まさにこの「さびた状態の鉄」が全身にいきわたり、細胞に酸素を置いてきてくれるわけです。
 
ちなみにですが、イカの血は「青」。
理由は簡単で、赤くさびる鉄ではなく、別のミネラルで酸素を運搬しているからです。
青くさびるミネラルとは?そうです!イカの赤血球(青血球?)は銅で作られているんですって!
 
 
もうこれだけで興奮するくらいミネラルは面白いわけですが、問題はこの鉄の摂り方。
 
特に月経のある女性は大量の鉄分が体から失われていくわけで、しっかりと補給する必要があります。
 
鉄を「食べる」ことができるものとしては、ほうれん草、レバー、牛乳、卵などがありますが、問題は鉄の種類。
鉄には鉄++という形のヘム鉄と、鉄+++という形の非ヘム鉄が存在します。
 
鉄++は比較的スムーズに吸収されるのですが、鉄+++の非ヘム鉄はとてもとても吸収が難しい!!
 
鉄++(ヘム鉄)
レバー、赤身肉、動物の血液
 
鉄+++(非ヘム鉄)
ほうれん草、卵、牛乳
 
ということで、ほうれん草から鉄分!は正直難しいんですねー
ちなみに鉄+++を鉄++に変える仕事をしてくれるのがビタミンC。
鉄+++を食べるときはビタミンCが大事です!
 
そして、もう一つ。
鉄の吸収を邪魔する食品があります。
(玄米とか、大豆とか、小麦とか)
・シュウ酸
(ほうれん草とか)
・リン酸塩
(添加物として使われる酸味料とか発色剤とか)
 
 
とにリン酸塩はジュースによく入っている酸味料。ベーコンとはソーセージに使われる発色剤。ラーメンの麺につかわれるかんすい。
このあたりの食べ物に多く含まれる添加物で要注意!!
時代が変化していく中で、色々な要因で鉄不足は深刻化しているんです!!
 
そんでもって最後にひとつ。
「私は貧血じゃない」という方へ。
 
貧血の基準は「赤血球内の鉄分が少ない」という状態。
これではちゃんと酸素は運べません。
 
ただし、人間は本当の本当に鉄が枯渇しない限り、こんな状態にはなりません。
鉄がないと死んじゃうので、人間は「フェリチン」と言う名前の鉄を体の中に溜め込んでいる生き物。
 
本当は貯蔵鉄といわれる「フェリチン」が枯れ果てたあとに、貧血になるので、貧血状態で気付いていては遅いんです!

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鉄は非常に大事な栄養素。
鉄は鉄を摂取する以外からだの中ではもちろん作ることはできません。
 
1人の人間はわずか4g程度の鉄で生きています。
ほんのわずかに足りないだけで大きな影響がでます!
 
体温が低い、やせにくい、疲れやすい、だるい、頭痛、爪の変形・・・
こんなお悩みありませんか?鉄不足かもしれません!!
 
ぜひ積極的な「ヘム鉄」の摂取を心がけていきましょう!
 

ミネラルを理解しよう!

ミネラルという言葉は結構あちこちで見かけます。
「ミネラルウォーター」とか、クレンジングオイルにも「ミネラルオイル」とか。
「ミネラルたっぷり!」といわれるといい気がしますよね!
 
今回はミネラルの本当の基本を少しだけ。
 
人間の体って、37兆個の細胞でできているわけですが、その半分以上を占めているのが水。
これを元素(水素とかマグネシウムとか酸素とか)で考えていくと、H2O。つまり、人の体の大半はH(水素)とO(酸素)でできています。
 
その次に多いといわれているのがタンパク質。
タンパク質も元素にするとH(水素)、O(酸素)、C(炭素)、N(窒素)で構成されています。
後は脂質とか糖質も体を構成するための大切な栄養素ですが、これらもH(水素)、O(酸素)、C(炭素)だけで作れてしまいます。
 
つまり、人間の体の大半は
H(水素)、O(酸素)、C(炭素)、N(窒素)
だけでできてしまうということです!
だいたい96%くらいは4元素みたいですねー
 
で、残りの4%。これがミネラルです!
多い順に並べてみると・・・
Ca(カルシウム)、P(リン)、S(イオウ)、K(カリウム)、Na(ナトリウム)
Cl(塩素)、Mg(マグネシウム)、Si(ケイ素)、Fe(鉄)、Zn(亜鉛)、Cu(銅)
といったところですが、まぁ細かいことはそれぞれいつか・・・
基本的には元素記号上に書いてある元素で、これ以上小さくならない物質としての最小単位。
 
ビタミンも基本的にH、O、Cで構成されるので、壊れることがありますが、ミネラルは作ることも壊れることも原則はありません!
 
そして、今回ちゃんとご理解いただきたいポイントが2点。
・ミネラルのざっくりとした仕事
・ミネラル不足の時代
という点です。
 
まずは超ざっくりな仕事は・・・
1.体を作る材料になる(Ca、Mgが骨!鉄が赤血球!みたいな)
2.酵素を作る材料になる(Mgは300以上、Znは200以上の酵素の材料)
3.体のバランスを整える(細胞内は高カリウムで外は高ナトリウムとか)
という感じです。
 
だから、足りなくなってしまうと体が作れなくなったり、酵素不足で代謝が落ちるのはもちろん、多すぎてバランスが崩れてしまうのもとても危険。
正しく理解して、バランスをとらないとダメなんです!
 
でも、現代人はミネラルが足りていなかったり、バランスが取れていないケースがすごく多いんです。
問題は「精製」「品種改良」「加工」
 
例えば白米は玄米を精製することで作られるものですが、白米に比べて玄米は約5倍のマグネシウムを含んでいます。
その他、鉄やカリウムも玄米のほうがはるかに多い。
つまり、精製されることでミネラルは失われていくんです!!
 
 
あとは品種改良。
甘くて安い果物は私も大好きです。
最近はめちゃくちゃ甘いスイカとかも売っています。
そのほうが消費者の方は喜んでかってくれるので、農家さんもがんばって品種改良を進めていくわけですが、、、
当然甘いこと。収穫量が多いことが優先されると栄養価は落ちるケースもおおく、野菜の種類によってはこの50年で栄養価が60分の1になってしまったといわれるほど。
 
さらに、土壌改良をすすめ、化学肥料を使用することで、本来の植物から摂れる栄養価が失われています。
まぁ、これは仕方ないですし、それを知っておけばいいと思いますけどね。
 
あとは加工食品に含まれる様々な添加物も問題です。
酸味料など添加物の中に含まれるリン酸は鉄、Caの吸収を邪魔することが知られています。
 
なので、高カロリー低栄養の食事をしている我々は、食べすぎなのにミネラル不足。
食事で補え切れないミネラルはうまくサプリメントも活用するべき時代です。

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各ミネラルの問題や有害ミネラルについて、食事の工夫についてはこれから記事を増やしていきますが、この事実をみんなで理解しておきましょう!!
 

ラベルを見る癖はありますか?

自分ですごく気をつけないとなーと最近反省すること。

それは、何か頂き物をした瞬間、その場で裏面の成分表示を見てしまうところです笑

 

ご存知の通り、我々が普段口に入れる食品は、使用されている全成分を裏面等に表記することが法律で決まってます。

 

私は口に入れるのはパッとこの裏面を見てしまうわけですが、皆さんはどうでしょうか?

 

裏面を見る理由はすごくシンプルで、「興味」です。

いまから食べる食べ物にはどんな成分が使用されているんだろうという単純な感情。

でも、自分が食べているお肉が豚肉な牛肉か気になりますよね?それと同じです。

 

皆さんにも裏面を見る癖をつけてもらいたい最大の理由が、普段食べている食品添加物について興味を持ってもらいたいから。

 

食品添加物は全てが悪者ではありません!

例えばシソの紫色も添加物になったし、海水から作れる豆腐のにがりも添加物。

 

日本の法律で使用が認められているものは、「実験動物」が「毎日食べても害がない量」の「100分の1を下回る量」を一つの食品に使用していい。

 

というルールのもと設定されています。

詳細については下記のURLをご覧ください。

www.mhlw.go.jp

繁殖試験とか発がん性試験なども行われているみたいですねー

 ラットやイヌに対する実験結果基準!というのが怖くてしかたないんですが・・・

 

それともう一つ添加物について気をつけてもらいたいポイント。

それは「単体の添加物に対してのみ評価が行われている」というところ。

 

例えばAという添加物は一生取り続けてもOK!BもOK!CもOK!DもOK!EもOK!FもOK!・・・と認められている中で、一生この6つを全部とり続けてもオッケーなの?という点。

 

砂糖を食べ過ぎると太るから気をつけてるんですー!

あ。でもパスタとパンと白米も大好きなんですー!

何で太るんですかぁ??みたいなもんですわ。

 

そしてもうひとつは、AとBをそれぞれ摂取した場合、体の中ではXという猛毒に変わるケースがあるということです。

 

有名なものが「安息香酸ナトリウム

これは国が認めている保存料の一種ですが、「ビタミンC」と一緒に食品中に含まれることで、「ベンゼン」という発がん性物質が発生してしまうというもの。

 

実際に、大手のサプリメントメーカーの商品に「安息香酸ナトリウム」と「ビタミンC」が使われて手、商品から基準値を超える「ベンゼン」が見つかって、回収するというトラブルも起きました。

なので、例えばジュースの中に大量の安息香酸ナトリウムとビタミンCが入っていると危ない!ベンゼンは基準値超えないように!!というのが今の法律です。

 

この支離滅裂なルール。皆さんお気づきですか?

じゃぁ、安息香酸ナトリウムが入ったジュースを飲んだ日に、ビタミンCたっぷりのキウイを食べたらどうなるの?って話。体の中ではおそらく・・・

 

食品添加物は法律で安全性が認められています。

食品添加物で生活が便利になっていることは間違いないです。

食品添加物を完全に無くす生活は不可能です。

 

最近法律が変わって、食品表示の最後に「/」で仕切って添加物をまとめて表記しなければならなくなり、まぁ少し分かりやすくなりました。

 

せめて自分の食べている添加物を把握することだけでもしてみませんか?

 

esthepro-shinya.hatenablog.com

 

 

現代人は食べすぎているのか?

色々なことを勉強するとよく見えてくることがあります。
特に最近強く感じることが、現代人は食べすぎ!ということ。
 
過剰な食事によって、脂肪が蓄積し、酵素が足りなくなり、腸が汚れ病気になる。
 
世界的にみるとそうも言ってられませんが、日本人や先進国を見渡すと、
「食べてないから病気になる人」よりも「食べ過ぎて病気になる人」が多いのは明白。
 
いわゆる「肥満」を皮切りに起きる「生活習慣病」と呼ばれる病気は食事の取りすぎが大きな問題です。
 
我々は食べ物を食べるとその分解に大量のエネルギーを消費してしまい、結果的にその他の活動がおろそかになります。簡単に言えば代謝がうまく行かなくなるわけです。
 
しかも、食事の量が多すぎて、質も悪いのでうまく消化しきれなかった食べ物が腸内でどんどんどんどん腐敗していきます・・・腸の腐敗は血液を汚し、全身の細胞も汚れていくので、全身の細胞の機能が低下します。
 
また、糖質の過剰摂取は糖化を引き起こし、全身の血管や臓器がボロボロに老化して、生活習慣病につながります。
 
人間が地球に誕生してから今日まで、飢餓の時代が圧倒的に長かったことは明白です。いつでも好きなものが好きなだけ食べられるようになったのはごく最近。
 
人間の歴史を1年の縮尺で考えると、飽食の時代は経ったの3秒。
飽食。つまり食べ過ぎが苦手なことって当たり前なんですよね。
 
だから、この「食べ過ぎ」をみんなにちゃんと理解してもらいたい。
 
ただし!!同時にわかっておかないといけないのは栄養は足りていないということ。
ビタミンCや酵素など熱に弱い栄養素は本当に取りにくい世の中です。
 
食の変化により精製された穀物が増え、糖質ばかりでミネラルが少ない食事ばかりになっています。
 
オメガ6が世界を支配し、圧倒的にオメガ3不足の方が世界中にいっぱい。
 
 
これが今の人間です。
 
食べすぎているのに栄養不足
 
真剣に考えると正しい食べ方が見えてくるのではないでしょうか?
 

酸化を少しちゃんと理解してみようその2

さぁ酸化についてその2です。
前回我々の周りにある物質は室伏選手とハンマーでできていて、ハンマーは孤独を嫌がる!という話をしました。
覚えてます??覚えてない人は読んでから!!
 
つまり、陽子の周りを電子が回っている。電子はペアになることで安定するということでした。
 
酸化はこの電子が鍵となります。
体を老化させる大きな原因となる酸化。この酸化の犯人を活性酸素と呼びます。
ただし。活性酸素にも種類がいくつかあり、特に大きな問題となるのが「ヒドロキシルラジカルと呼ばれるもはや名前からして悪そうなこいつ!!
 
ヒドロキシラジカルは体内でドミノ倒しのようにいっせいに酸化を引き起こし、体をぼろぼろに壊してしまいます。
 
じゃぁどうやってそんなことが起きるのか?実はそんなに難しいことではないんです。
元素を理解した皆さんなら簡単!!
 
実はヒドロキシルラジカルは孤独な電子を持っており、体内のありとあらゆる細胞から電子を奪い取るというもはやジャイアンみたいな性質をもっているんです。「お前のものは俺のもの」精神ですね。
 
酸素ガスはO2
水はH2O
とあらわしますが
ヒドロキシラジカルは
・OH
とあらわします。
つまり、本来2つの水素が存在するべき水から1つだけ水素がとれちゃった状態です。
一番最初の「・」はペアのいない電子をあらわします。
ここにペアを作るため、ヒドロキシラジカルは全身の細胞からばこばこばこばこ電子を奪っていくわけです。
 
例えば細胞。我々の細胞は油を多く含みますが、活性酸素はこの油から電子を奪い取ります。
電子を奪われた細胞はボロボロのヨレヨレになってしまい、細胞の機能は一気に低下します。
 
活性酸素細胞の中のDNAからも電子を奪い取ります。
DNAは細胞の設計図。壊れた設計図を元に新たな細胞が作られたら・・・?ぞっとしますよね。
 
この活性酸素。発生する原因は様々です。
体内の水から水素が取れちゃうだけで簡単にできてしまうので、色々なことが原因となります。
 
一番簡単な方法は呼吸。
空気中から取り込んだ酸素の一部は活性酸素に変わります。
これが原因で人間は1秒1秒老化していくわけですが、まぁ70歳のときに70年分老化してるのは仕方ない。
問題は過剰な老化です。40歳で70年分老化してたらだめですよね?
 
その過度な老化の原因が喫煙、暴飲暴食、腸内環境の悪化、紫外線、過度な運動などです。
喫煙者の顔はしわしわです。そりゃそうだ。活性酸素吸ってるんだから!!!って話。
 
 
酸素を吸う生き物は必ず活性酸素と戦わずには生きていくことはできません。
一般的に「抗酸化物質」と呼ばれる物は、ヒドロキシルラジカルに電子を与え、ペアをつくらせることで落ち着かせます。
 
電子が奪われる!!=酸化
電子を与えられる!!=抗酸化(還元)
 
特にビタミンCという物質は活性酸素落ち着かせる非常に優秀な物質として知られています。ただ、人間の場合はこれを体内で作れない以上、食事から意識的に摂取する必要があります。
 
他にもビタミンE、ビタミンA、アスタキサンチンポリフェノール、水素など様々な物質が抗酸化物質として働いてくれます。
 
ヒドロキシラジカルは水素不足の水。ってことは、ヒドロキシラジカル+水素=水。しかも、水素は宇宙一小さくてどこにでも届く!!ってんだからまぁ最強と言われるわけです。
水素については改めて・・
 
過度な老化を防ぐために・・喫煙などの生活習慣を改めて活性酸素を出さないこと。そして、対抗できる抗酸化物質を摂取すること。
 
積極的なアンチエイジングのためには欠かせません!
レッツ抗酸化!!!

酸化を少しちゃんと理解してみようその1

人間の3大老化原因といえば?
そうですね。酸化、糖化、炎症です。
 
こいつらはお互いがお互いを引き起こすので別々に考えることはできないんですが、今回のテーマは「酸化」
人間の病気は90%以上が酸化によるもの!!といわれるほど、われわれの体を急速に老化させるのが酸化の怖さです。
 
酸化を簡単に理解するなら「サビ」ですよね。
りんごの切り口が茶色くなったり、水の中で釘がさびたり・・・
 
ただ、これをちょーーーーっとだけ理論的に理解しましょう!が今回のテーマ。
 
まず第一前提として理解しないといけないのは、我々が生きるこの世界はすべて「元素」の組み合わせで成り立っているということ。
元素というのは水素とか酸素とか窒素とか・・・昔勉強した元素記号表に出てくるあれらです。
 
例えば人間の体を作る3大栄養素。炭水化物や脂質もすべて炭素、水素、酸素という3つの元素でできています。
タンパク質は特別に炭素、水素、酸素、窒素という4つが必要です。
 
こうやっていろんな元素が組み合わさることで世界はできているんですが、この元素の仕組みを理解すると酸化の理解がぐっと近づきます!
いきますよ?がんばりましょうね?笑
 
元素は必ず中心に核があって、その周りを電子がぐるぐる回っています。
ぐるぐる回る電子は常に「マイナス」で、その電子と同数の陽子という「プラス」の物質が核の中に存在しています。
マイナスの電子、プラスの陽子が同じ数あることで、陽子に引っ張られた電子は飛んでいくことも無くぐるぐるぐるぐる回り続ける。
 
つまり、室伏選手とハンマーの関係です笑
一人の室伏選手が1つのハンマーをぐるぐるぐるぐる回し続けるわけです。
1室伏なら1ハンマー(この場合水素になります)
2室伏なら2ハンマー(この場合ヘリウムになります)
20室伏なら?
そう。20ハンマー(この場合はカルシウムになります)
 
こうやって陽子+電子=元素。元素の集合体=物質という感じなんですね。
 
この電子(ハンマー)。すごく寂しがり屋さんな性格で、常に2人ペアで行動するという特徴があります。
なので、水素は電子(ハンマー)が一つですよね?ということでペアになってくれる電子を常に探しています。
一番手っ取り早いのが、水素同士がくっついちゃうこと。
水素=電子孤独
水素=電子孤独
合体すれば?電子は孤独じゃない!!ということですね。
 
ちなみに酸素の場合は孤独電子が2人(じゃぁ2人ペアになればいいじゃん!!と思うんですがそうは行きません。理由を知りたい方はご連絡ください笑)存在するので、、、
酸素=孤独電子2人
水素=孤独電子1人
水素=孤独電子1人
 
ということで水素(H)が2つに酸素(O)が1つで安定します。
結果、H2O。つまり水になるわけです。
 
どうでしょう・・・難しい?伝わります?
 
すべての物質は電子が対になることで安定します。
人生の伴侶を見つけてこそ安定した生活が送れるわけですね笑
 
さぁ今回はここまで。
・すべての物質はプラスの陽子とマイナスの電子からできている!
・電子は一人では不安定で、二人組みがいい!
 
これをよく理解して、いよいよ次回の酸化の本質に切り込みます!