内面美容ブログ

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鉄は吸収を考えよう

今回のテーマは鉄。
私家ではガパオとか好きでよく作りますが、基本鉄のフライパン。
少しでも鉄がとれるなら・・・と思っていますがあまり意味はないようです笑
 
さて、鉄の働きも多岐にわたりますが、一番はやっぱり「赤血球」
鉄+タンパク質=ヘモグロビンになり、赤血球として酸素を全身に運搬します。
 
人間は酸素があることで初めて脂肪を燃やしたり、ATPと呼ばれるエネルギーを作ったりするので、「酸素を運ぶ」というのは想像以上に大事な仕事です。
 
鉄さびって赤いですよね?血液が赤いのはこいつのせ。
まさにこの「さびた状態の鉄」が全身にいきわたり、細胞に酸素を置いてきてくれるわけです。
 
ちなみにですが、イカの血は「青」。
理由は簡単で、赤くさびる鉄ではなく、別のミネラルで酸素を運搬しているからです。
青くさびるミネラルとは?そうです!イカの赤血球(青血球?)は銅で作られているんですって!
 
 
もうこれだけで興奮するくらいミネラルは面白いわけですが、問題はこの鉄の摂り方。
 
特に月経のある女性は大量の鉄分が体から失われていくわけで、しっかりと補給する必要があります。
 
鉄を「食べる」ことができるものとしては、ほうれん草、レバー、牛乳、卵などがありますが、問題は鉄の種類。
鉄には鉄++という形のヘム鉄と、鉄+++という形の非ヘム鉄が存在します。
 
鉄++は比較的スムーズに吸収されるのですが、鉄+++の非ヘム鉄はとてもとても吸収が難しい!!
 
鉄++(ヘム鉄)
レバー、赤身肉、動物の血液
 
鉄+++(非ヘム鉄)
ほうれん草、卵、牛乳
 
ということで、ほうれん草から鉄分!は正直難しいんですねー
ちなみに鉄+++を鉄++に変える仕事をしてくれるのがビタミンC。
鉄+++を食べるときはビタミンCが大事です!
 
そして、もう一つ。
鉄の吸収を邪魔する食品があります。
(玄米とか、大豆とか、小麦とか)
・シュウ酸
(ほうれん草とか)
・リン酸塩
(添加物として使われる酸味料とか発色剤とか)
 
 
とにリン酸塩はジュースによく入っている酸味料。ベーコンとはソーセージに使われる発色剤。ラーメンの麺につかわれるかんすい。
このあたりの食べ物に多く含まれる添加物で要注意!!
時代が変化していく中で、色々な要因で鉄不足は深刻化しているんです!!
 
そんでもって最後にひとつ。
「私は貧血じゃない」という方へ。
 
貧血の基準は「赤血球内の鉄分が少ない」という状態。
これではちゃんと酸素は運べません。
 
ただし、人間は本当の本当に鉄が枯渇しない限り、こんな状態にはなりません。
鉄がないと死んじゃうので、人間は「フェリチン」と言う名前の鉄を体の中に溜め込んでいる生き物。
 
本当は貯蔵鉄といわれる「フェリチン」が枯れ果てたあとに、貧血になるので、貧血状態で気付いていては遅いんです!

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鉄は非常に大事な栄養素。
鉄は鉄を摂取する以外からだの中ではもちろん作ることはできません。
 
1人の人間はわずか4g程度の鉄で生きています。
ほんのわずかに足りないだけで大きな影響がでます!
 
体温が低い、やせにくい、疲れやすい、だるい、頭痛、爪の変形・・・
こんなお悩みありませんか?鉄不足かもしれません!!
 
ぜひ積極的な「ヘム鉄」の摂取を心がけていきましょう!