内面美容ブログ

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血糖値のジェットコースター

 人が地球に誕生してから300万年とか言われていますが、その間DNAはどんどん進化を遂げながら、今の生活に適合した人間という生き物が今地球上で一生懸命生活をしています。
 
よくお猿さんの背中が伸びていって、だんだん人間になっていくイラスト見かけますが、300万年でここまで生き物として完成したわけですね!!すごい!!
 
所説あるみたいですが、DNAが生活に合わせて進化するのは1世代とか2世代とかで終わるものではなく、10万年くらいの年数をかけて進化していくようです。
 
そんななか、今の生活に追いつけていない部分も多くあります。
例えばここ数百年で人間の暮らしが大きく変わった部分については、まだまだDNAは追いつけていません。
特に「飽食」。別名「食べすぎ」。
 
人間も狩りをしながら日々食べることに一生懸命だった時代が長かったため、「飢餓」つまり「空腹」に順応できるDNAを作り上げきました。
ところがここ100年とか200年とかで一気に「飽食」の時代が訪れたわけです。
 
この「食べすぎ」の状態は人間にとっては予想外!!
まだまだ対応できる状態ではありません。
 
その中でも今回は「糖」について。
糖は人間という生き物にとっては昔からごちそうで、非常に効率のいい栄養だったようです。
だから、糖は食べたらしっかり吸収するし、糖は人にとっては蓄えやすいし、糖は食べると幸せになれる食べ物。
 
でもこれって、糖が足りていなかった時代の話。
 
吸収しやすくて、蓄えやすくて、幸せになれる食べ物がいくらでも手に入るとしたら??
そりゃぁ歯止めなく食べ続けてしまって、蓄えすぎてしまうのも当たり前
 
つくづく理にかなってますよね笑
 
ただただ食べすぎているだけではなく、もう一つの問題は「精製」問題。
産業革命時代に製粉技術が発達し、白く精製された小麦が世界中に広まりました。
 
この突然現れた白い小麦は、食べると一気に糖が摂れるので、超絶気持ち良い!!!
世界中の食卓を支配するようになりました。
 
ただ、人は血糖値がドカン!と上がることにはまだ慣れていません。
なので、上がりすぎた血糖値を下げるホルモンはインスリンただ一つ。
結果、不器用なインスリンちゃんは必要以上に血糖値を下げてしまい、逆に低血糖に。
 
低血糖!これは人間得意です。
昔から糖が足りない暮らしをしてきましたからね。
 
食欲が沸き、栄養を渇望し、超絶攻撃的になります。
目の前にある糖という糖を次々摂取し、一気に血糖値を上げるという快楽に酔いしれます。
 
となると・・・?またまた血糖値は一気に上がり、インスリンのお世話に。
 
またまた急降下した血糖値は大量の糖によって急上昇。
んでもってまたまたインスリンからの急降下からの急上昇。急降下。急降下。急上昇。。。
このツンツンとがった状態を血糖値のスパイクって呼んだりします。
 
血糖値は上がっているときはねむーくなります。
そして下がりすぎるとイライラ攻撃的に。
しかも、血糖値下がりすぎの空腹は偽物なので、本当は食べなくていい糖質を渇望しちゃうってことにつながります。
 
 
以前のブログでも書きましたが、上がりすぎた血糖値は脂肪に変換される。もしくはタンパク質に焦げ付いて老化の原因に。
「肥満ホルモン」と呼ばれるインスリンも恐怖ですが、血液に残った糖は焦げの原因になるので、それも怖い・・・
 

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太って老化という最悪な状況を招いてしまいます。
 
 
糖質は人にとっては必要です。これは間違いない。だから食べたいと思うんです。だから幸福を感じれるんです。
でも、血糖値の上げすぎにはあと10万年かかります。
 
ぜひ、糖とのうまいお付き合いの仕方を考えてみてください