内面美容ブログ

最新の内面美容にかかわるもろもろの情報や、有識者のインタビューを掲載!!

パン好きには訳がある

人間の体には数多くの「レセプター(受容体)」という、いわゆるアンテナが備わっています。
体を流れるいろーーーんな物質はこのアンテナを刺激することで体中でいろいろな化学反応が起きるわけです。
どのアンテナもすべての物質と反応するわけではなく、特定の物質が特定のアンテナを刺激するようにできています。
 
特に「ホルモン」と呼ばれるタンパク質できた物質は、このレセプターを刺激して、たとえば女性の月経が定期的にやって来たり、夜眠くなったり、いろいろな体の変化をもたらしてくれます。
 
そんな中。オピオイド受容体」という名前のアンテナがあります。
このアンテナは刺激を受けることで、ドーパミンやエンドルフィンといた快楽ホルモンを放出するという仕組みがあるのですが、これをうまーく使った怖い怖い物質が「麻薬」と呼ばれるもの。
なんか堅苦しい名前なんで、ここからは「オピちゃん」ってことにしましょう笑
 
 
「麻薬」と呼ばれるものは一瞬脳を覚醒させ、快楽を感じさせ、なんでもできる気になってしまいます。
理由は簡単。オピちゃんに結合して、快楽を感じさせてくれるから。
 
問題はこの快楽は癖になってしまうということ。常習性があるんです。
だから麻薬は怖いんですよね。
 
このオピちゃんを刺激する薬もあります。「モルヒネ」です。
ドーパミンやエンドルフィンが出ちゃうから、痛みを感じにくくなる!
昔使われていたアヘンなんかもこの類だそうですね。
 
つまり、血液に注射や点滴で血液に取り込まれた特定のタンパク質は、オピちゃんを刺激し、快楽を感じさせ、やめられなくなってしまう!!ということです。
 
 
さぁ。ここからが本題。
人間は普通に食事をしている場合、タンパク質は「アミノ酸」に分解されてから血液に取り込まれます。
これが正常な消化吸収。一部アミノ酸になる前の塊が吸収されるケースもありますが、予定されているものならいいんです。
 
問題は、「間違って吸収されちゃうタンパク質」
腸内環境が悪くなり、いわゆる腸に肌荒れが起きる「リーキーガット」状態になってしまうと、本来吸収されてはいけないタンパク質が血液に入り込んでいきます
 
その「間違って吸収されちゃうタンパク質」の一部がオピちゃんと結合し、脳内に快楽を感じさせてしまうんです!!
 
そしてお察しの通り!
ここでオピちゃんと結合してしまうこわーいタンパク質こそが「小麦タンパク質」である「グルテンです。
 
グルテンは血液に取り込まれた後、オピちゃんと結合して快楽物質を放出してしまうんです!
これをやってしまうともうダメ。小麦ーー小麦ーーって中毒がスタートです。
 
以前リーキーガットの話をちらっと書きましたが、腸粘膜を束ねるゾヌリンを破壊してしまう小麦グルテン
壊した腸粘膜から血液に飛び込んでいき、脳を快楽で埋め尽くしてしまうんです。
 
未消化のグルテンは血液の中では異物。本来いてはいけないもの。
血液の中では白血球がこのグルテン大戦争を繰り返し、体の表面に現れるありとあらゆる炎症の原因になってしまうといわれています。
 
小麦は避けて生きていくのってすごく難しい時代。
でも、分かっておかないといけないのは、「麻薬」になりうる。という事実。
 
パンっておいしいよねー!幸せだねー!
って。おっしゃる通り!
フリー写真, フリー写真, CC0 写真, 食べ物(写真), パン, クロワッサン, 食パン
良ーく考えて、ほどほどのお付き合いにとどめていくことも考えてみましょう