内面美容ブログ

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あぶらについてのお話②

前回はあぶらに空いている隙間をテーマにお話を進めさせていただきました!! 

esthepro-shinya.hatenablog.com

 

 あぶらは1gで9kcal(糖質は1gで4kcal)もあり、人間にとって大切なエネルギー源

しかも、体やホルモンを構成する材料としても使われるので、本当にいいあぶらは積極的に摂るべきなんです。

 

でも、体内に脂が増えることを肥満と呼ぶ以上、やっぱり脂は太る!!のイメージが先行しすぎ。

 

食べたものがそのままブロックのように身体につくわけではありませんから、あぶらは太る!!はあまりにも安直ですよー

 

さて、前回の隙間のお話で、飽和脂肪酸というあぶらが出てきました。隙間がないあぶらです。この飽和脂肪酸は隙間がないおかげで酸化しにくく、加熱調理に向いてる!!とお伝えしましたが、飽和脂肪酸はさらにその「長さ」を気にすることが大切。

 

炭素がずらずら繋がったあぶら。

炭素の数で性質がすごく変わります。

C-C-C-C-C-C-C-C-C-C-C-C-C-C-C-C

C-C-C-C-C-C-C-C

C-C-C-C

 

この違い。上から炭素が16個。8個。4個。この長さで全く違う性質が変わってしまいます。

この鎖のようにつながったあぶらの構造に、長い、中くらい、短いという文字をつけて・・・

長鎖脂肪酸(炭素数12以上)

中鎖脂肪酸(炭素数8以上12未満)

短鎖脂肪酸(炭素数8未満)

とそれぞれ呼ばれます。

 

どうでしょう??聞いたことありますか??

 

例えば私たちの体に蓄積されている中性脂肪「長鎖脂肪酸が中心。

一方でココナッツオイルなんかは飽和脂肪酸の中でも「中鎖脂肪酸が多いという特徴があります。

 

中鎖脂肪酸は体脂肪に変わりにくい上に、体内の脂肪燃焼効率を上げてくれ、しかも長鎖脂肪酸の4倍のスピードでエネルギーに変換されていくということで、大変注目を集めています。医療の現場でも昔から使われているのが中鎖脂肪酸です。

 

ココナッツオイルも一時期流行りましたねー!ちゃんと理解するとこの中鎖脂肪酸だったんですね。

でも、、、ココナッツオイルにも色々な種類のあぶらが含まれているので、中鎖脂肪酸の割合はせいぜい60%程度。残りは長鎖脂肪酸です。

 

そこで最近よくみかけるのが100%中鎖脂肪酸という優れもの。

中(Middle)

鎖(Chain)

脂肪酸(Triglyceride)

の頭文字をとったMCTオイルです。

加熱調理には使えませんので、サプリメント感覚で飲むといいでしょう。

 

 

そしてそしてそして。

最後の一つが「短鎖脂肪酸と呼ばれる種類のあぶら。

名前をあげると「酢酸」とか「酪酸と呼ばれるあぶらです。

人間の体内では全身の粘膜(腸とか鼻とか胃とか)の材料になったり、免疫を上げてくれたり、炎症を抑えてくれたりとまぁ有能な素晴らしいあぶら。

 

字にも現れているとおり、「酢」なんかに含まれているあぶらです。

じゃぁなんで「米」から作られている「酢」に「あぶら」が含まれているのか?

この秘密が「菌」による「発酵」にあります。

 

菌は我々人間とは異なった酵素を持っていて、普通我々が摂取することのできないような栄養素を作り出す能力を持っています。「米」を「人間が食べても糖」しかならないのに、「菌が働くとあぶら」ができるんですねー!!

 

こんなことばっかり考えているせいで来世は菌になるって決めてます笑

 

人間も食物繊維を積極的に摂取することで、腸内発酵が行われ、食べていない短鎖脂肪酸を腸内細菌が人間のために作ってくれるので、しっかりと腸内環境を整えて、食物繊維を積極的にとりましょう!!

 

そしてこれが本当の最後。

バターのお話です。

バターはもちろん牛乳からできています。その牛乳は牛の食事からできています。

牛は本来草を食べる生き物。草を食べた牛の体内では発酵が行われ、次々短鎖脂肪酸がつくられます。

最終的に吸収されたこの短鎖脂肪酸中鎖脂肪酸がバターのなかにたっぷり含まれる訳です。

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ところが我々が普段食べているバターは牧草を食べた牛のものではありません。

効率的に脂肪を蓄え、どんどんミルクを出すために穀物などで飼育されています。

この場合、発酵による短鎖脂肪酸ではなく、いわゆる肥満状態の脂肪がミルクにたっぷりと含まれます。

つまり、よく売られているバター・・・長鎖脂肪酸のバターのできあがり。

 

決して長鎖脂肪酸が悪いわけではありませんが、短鎖脂肪酸や中鎖脂肪酸に比べるとやはり摂り過ぎると肥満の原因にもなります。脂肪酸や中鎖脂肪酸は積極的に摂取することで、体の機能性が高まるあぶら。

この牧草飼育牛をかっこよく言うと、グラスフェッドビーフ。バターの場合はグラスフェッドバターと呼ばれる食べ物です。

ぜひ積極的に召し上がってみてください!私も毎日食べてますー

 

そしてもちろん発酵の産物、短鎖脂肪酸は発酵食品にもたっぷりふくまれてますからね!

 

いやー。

やっとあぶら終わった笑

まだまだ書き足りないですが、とりあえずこのくらいで・・・

 

来世こそ

菌に生まれて

発酵を

 

んー・・・いまいち笑

 

自己紹介もご覧くださいませ 

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