内面美容ブログ

最新の内面美容にかかわるもろもろの情報や、有識者のインタビューを掲載!!

あぶらについてのお話①

あぶらを摂るとコレステロール値が上がる!とか、オメガ3は体にいい!とか、ココナッツオイルだ!とか、あぶらを吸着してダイエット!!とか、あぶらについては何かしらかのお話を皆さん聞いたことがあると思います。

 

あぶらって勉強するとすごく面白いんですが、中途半端な情報が世の中に出回りすぎていて、正しい判断が非常に難しい時代です。情報が多すぎるのも困ったものですね・・・

 

ということで、あぶらについては2部に分けてお届けしたいと思います!!

 

まずあぶらの基礎として、あぶらは超大事!!って話。ざっと羅列すると・・・

・体温維持に欠かせない皮下脂肪

・脳細胞を構成する材料

・全身の37兆個の細胞膜はあぶら

脂溶性の栄養を運ぶにのは油の仕事

ステロイド系ホルモンの材料

・ホルモン様物資として働く

などなど

 

だからあぶらについては摂る量よりも、摂る質が重要です。

そんな「質」で最初に気にしてもらいたいのが「あぶらの隙間」

 

あぶらって、炭素(C)という栄養素にずらずら水素(H)がくっついた芋虫みたいな格好をしています。ようは炭素が胴体で水素が足。一応絵にするとこんな感じ。雑!

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本来炭素の両側に隙間なく水素が並んでいるはずですが、水素に「隙間」があるあぶらも存在ます。

 

大きく油には「隙間のないあぶら」「隙間のあるあぶら」があるということです。

「隙間のないあぶら」はガチッと固まっているので、融点が非常に高く、常温では固体です。

こうゆあぶらを飽和脂肪酸と呼びます。

隙間がなくガチッとしているお陰で、すごく酸化しにくいという特徴が。

加熱調理をする際にはこうゆうタイプのあぶらを選ぶようにしたほうがいいでしょう。

 

「隙間のあるあぶら」は隙間の場所や数によって性質が変わります。

この最初の隙間の位置が端っこから数えて

9番目に空くとオメガ9

6番目に空くとオメガ6

(+9番目にも隙間で計2隙間)

3番目に空くとオメガ3

(+9番目、6番目にも隙間で計3隙間)

となるわけですねー

 

「隙間のあるあぶら」は基本的にすごく熱に弱い!!特に隙間の多いオメガ3やオメガ6はすごく酸化しやすいので注意が必要です!!

そして、隙間のない飽和脂肪酸や、隙間が1つのオメガ9は比較的構造がシンプルで、動物の体内で合成できます。でも、隙間が多いあぶらは人間の体の中では合成することができないというのが大きな特徴です!

そしてそしてもう一つの特徴。

オメガ6は体内で「炎症を起こす」働きがあるのに対してオメガ3は「炎症を抑える」働きがあります。

風邪をひいて熱が出るのはオメガ6のお陰で、その熱を抑えてくれるのがオメガ3。

オメガ6:オメガ3の比率は1:1。偏ったとしても4:1くらいまでに収めるべきと言われています。

 

ではそれぞれどういった食品に多く含まれているのか整理しましょう

飽和脂肪酸酸化に強く体内で作れる

ラード、牛脂、バター、ココナッツオイル等

○オメガ9酸化に少し弱く体内で作れる

オリーブオイル

○オメガ6酸化に非常に弱く、炎症を起こす。体内で作れない

米、大豆、米油、ごま油、サラダ油

○オメガ3酸化に超絶弱く、炎症を収める。体内で作れない

シソ、エゴマ油、亜麻仁油、魚、クリル

 

昔言われていたような、「あぶらを取ると太る」という時代はもう終わりです。

太る原因の1番はあぶらの摂取ではありません。

 

そうなるとまずお家で調理に使うべき油は?

「酸化しにくいこと」を一番に考えるべきですので、加熱調理にはラード、バター、ココナッツオイルなどの飽和脂肪酸がおススメ

動物性の油が心臓に悪い影響をあたえるという噂に惑わされすぎないようにしましょう。

 

では、オメガ9は?体の中で作れて酸化する・・・まぁすごくオメガ9を頑張ってとる必要はないかもしれませんね。

オメガ6はどうでしょう?体内で作れないので食べないとだめですが・・・米とか大豆ってなると、食事からけっこう食べれちゃってますよね?あぶらとしてまでとってしまうと、完全に取りすぎ。アレルギーが悪化します。オメガ6は控えましょう。

最後にオメガ3。現代人はオメガ6の過剰摂取が多く、オメガ3とのバランスが取れなくなってします。

きっと多くの皆さんも「炎症」のお悩みをお持ちなのではないでしょうか?ですので「非加熱」であることを条件にオメガ3は積極的に取りましょう。

 

オメガ3は植物由来を摂取すると、体内で動物用に変換する必要があるため、動物性がおススメ。

いわゆる青魚からもとることができますが、青魚の食べ物によって、青魚の体内の油は変わってしまいます。

 

オメガ6を食べた青魚の油は・・・もちろんオメガ6です。

養殖魚と天然魚では食べてるものが違いますので、正しいあぶらを食べている魚を選びましょう。

 

なので、天然魚を選ぶ!もいいんですが、一番シンプルな方法は「天然魚の餌」を直接食べてしまうこと。

その「天然魚の餌」こそが「クリル」というプランクトン。

なんとしかも!クリルは体内にアスタキサンチン」という抗酸化物質も蓄えており、酸化しやすいオメガ3を酸化から守ってくれます。

 

久々一句・・・

あぶらはね

摂り方次第で

健康に

 

下手!!!!

自己紹介もご覧くださいー

 

esthepro-shinya.hatenablog.com