即発型と遅延型のアレルギー
「アレルギー」と聞くとなにを思い浮かべますか??
花粉症とか、卵アレルギーとか、猫アレルギーとか、ハウスダストとか、アトピーとか、、、いわゆる「かゆみ」や「痛み」を感じる状態を一般的には「アレルギー」っていいます。
身体に本来正しく備わったバリア(免疫)機能が、異物を感知して必要以上に戦ってしまう状態を言います。
さぁ、ここで今日のテーマ、「即発型」と「遅延型」。二つのアレルギーです。
上記の花粉だとか卵だとか猫だとかなんだとかは「即発型」に入ります。「即」「発症」し、「即」「収まる」アレルギーです。バリア(免疫)の表面の出来事なので、パンッ!!っと発症して、パンッ!!っと収まる。アナフィラキシーとかはこれの強烈版です!!!
さてさてさてさて。今回のブログではこのアレルギーについては「風船」と考えて欲しいんです。こっからが重要ですよー!!!!
目の前に膨らんだ風船があるとイメージをしてみてください。
この膨らんだ風船に「針」をさすと?
そう。パンッ!!と破裂してしてしまいます。この破裂した状態が「かゆみ」や「痛み」だと思っていただけるといいかと思います。
ここでどうしても気をとられてしまうのが「表面に刺さった最後の針はどんな針だったか?」
「スギ針」?
「卵針」?
「犬針」?
「ハウスダスト針」?
まさしくこの「針」探しが「即発型」アレルギーの考え方です。
アナフィラキシーは命に関わるので、「即発型」アレルギーは日本でも一般的に検査をすることが多いです。
でも・・・本当に重要なのは、「風船の中身」です。
なぜ風船は膨らんでしまったのか?せっかく針を見つけても、風船が膨らむ限り、新たな針で風船が割れてしまうだけです。
この風船の中身こそが「バリア(免疫)の中のアレルギー」
「遅延型」アレルギーです!!!
バリアの中???免疫の中????はぁ???
って思うかもしれません。冷静に!!!!
人間の最大のバリア(免疫)はどこにあるかご存知でしょうか?そう。腸です!!!
この「免疫」=「腸」と理解していただくと・・・「腸」の先には血液が・・・
そう。血液の「中」でおきているアレルギーこそが「遅延型」アレルギーなのです!!!!!
実際に特別な施設では「遅延型」アレルギーの検査を行うことが出来ます。
よく見かけるのが「卵」「牛乳」「小麦」の「遅延型」アレルギー。
つまり、血液の中でこれらの食べ物が異物と認識され、アレルギーという風船がどんどん膨らんでいるわけです。バリアの表面ではなく、「中」で起こるアレルギーなので、収まるまでには多くの時間を要します。
残念ながら日本でこの「遅延型」アレルギー検査が行われることは稀です。
ごくたまに、針が刺さらないまま風船が割れてしまうことがあります。
つまり「針が不明」なアレルギー。
この「不明」を直訳すると・・・アトピーという言葉になるわけです。
そりゃ治らない病気っていわれちゃいますわーな・・・だってちゃんと原因を調べないんだもん(´Д` )
針探しを続けるよりももっともっと大切なこと。それは「風船を大きくしない知識」
自分に合う食べ物、合わない食べ物は人それぞれ。しっかりと理解をして、いい選択をしたいものですね!
自己紹介もぜひご覧くださいませ↓↓↓
esthepro-shinya.hatenablog.com