内面美容ブログ

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「炭水化物は太る」の罠

「炭水化物は太る!!」って聞いたことありますよね?
糖質制限ダイエット」って聞いたことありますよね?

 

今回はこの違いを理解していただきましょう!

まず、炭水化物の正式な方程式

炭水化物糖質食物繊維

ということになります。

 

つまり、炭水化物という大きな枠の中に糖質食物繊維が入っているということ。

たとえて言うなら・・・

炭水化物=哺乳類

糖質=犬

食物繊維=猫

というところでしょうか。

 

もちろん犬にも犬種があるように、糖質にも種類が多く存在します。

どうしても「糖質」というと「甘いもの」を思い浮かべてしまいがちですが、いわゆるご飯やうどんに多く含まれる甘くない「デンプン」も糖質の一部です。

 

では、糖質と食物繊維はどう区別されているのでしょうか?

それは「人の体内で消化できるかどうか?」によって分かれます。

 

ちょっと難しいことを言いますが、「食物繊維」というのは正しくは「難消化性多糖類」といいます。つまり「消化が難しくて、糖が多く繋がったやつ」ということ。

つまり消化されにくい、そしてもちろん結果的に吸収されにくいんですね。

 

分かりやすく分かりやすく簡単にまとめてしまうと・・・

「消化・吸収されない炭水化物」は食物繊維

「消化・吸収される炭水化物」は糖質

ということ。下に書いた絵もご参照ください。

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炭水化物と糖質

 

分かっていただけましたか?

なので「うどん」は甘くないけど消化吸収されやすいので「糖質」

ごぼう」の繊維質は消化吸収されにくいので「食物繊維」

でも、「うどん」も「ごぼう」も炭水化物たっぷり!ということです。

 

いずれ新しい記事にまとめますが、よく皆さんが目にする「カロリー」には「消化・吸収されない炭水化物」のエネルギー量が含まれているので、要注意ですよ!!

炭水化物量やカロリー量に惑わされず、糖質量を見極めていきましょう!!

つまり、炭水化物は太る!とは限らない!!!わけですね。(だって「ごぼう」も炭水化物だもん)

 

ここで炭水化物について一つテーマにしておきたいのが、食物繊維の重要性。

糖質はよくも悪くも吸収されます。

そこで人間の消化器官の流れを見てみましょう。

小腸(吸収)

大腸

つまり、糖質を口から入れた場合、ほぼ小腸から血液に取り込まれていきます

ここで大きな問題が!!実は、われわれの体の中には炭水化物を必要とするパートナーがいるんです!!それが「腸内細菌」と呼ばれる生き物です。

 

腸内細菌は人間の腸のなかで生活をしていて、人が食べた食べ物のおこぼれを餌にして生活しています。ではこの腸内細菌はどこに生息しているか?

その中心が「大腸」なんです!!

 

つまり、「糖質」ばかりの生活をしていると、「大腸」には栄養が届きません。そこで必要なのが「消化吸収されない栄養素」。つまり、食物繊維です。

 

食物繊維は人の小腸を通過し、大腸に到達すると菌の餌として働いてくれます。

ちなみに、ある種類のオリゴ糖(なんでも良い訳ではないですよ!!!)も食物繊維の一種として、同じように餌になります。

なので、食物繊維を摂取するということは腸内環境の改善には非常に重要なポイントとなるのです!

 

腸に届いた食物繊維は腸内細菌によって新たな栄養素として生まれ変わり、これがまたとんでもない力をもっていて・・・と波乱万丈の人生が待っているのですが、それは又次の機会に・・・笑

 

しかし!実は「食物繊維」にも種類があり、大きく「水溶性食物繊維」「不溶性食物繊維」に分けられます。最後にこの2つの違いを整理して終わりたいと思います!!

 

水溶性食物繊維「水」「溶ける」繊維)

食べ物:きのこ類や海藻類

役割:菌の餌になる、糖質を穏やかに吸収させる、塩分やコレステロールの吸収を抑える、毒素の吸着等

 

不溶性食物繊維「水」「溶けない」繊維)

食べ物:根菜類や穀物

役割:便のかさを増す、腸を刺激し蠕動運動を促す、結果便を出す

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もちろんどちらも大切な食物繊維ですが、どーーーーーしても「不溶性食物繊維」のイメージが強いんです。意識的に摂っていただきたいのは「水溶性食物繊維」。きのこや海藻類を積極的に摂取することがポイントです!!!

 

なかなか現代の日本人は十分な水溶性食物繊維はとれていません。

「ネバネバ」「ヌルヌル」を意識した生活を行いましょう。

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