ホルモンとか環境ホルモンとか
テーマはホルモン。
たぶん聞いたこともないぞ!?という人はあまりいないと思いますし、私も分からないなりに「ホルモンバランス」なんてえらそうな言葉を使っていたこともありました。
素人なりにすこーしずつ理解が深まってきたので、すこしまとめてみたいと思います。
人間の体には37兆個(60兆とか100兆はもう古いって師匠に怒られました(笑))の細胞で構成されています。
でも、独自の細胞が独自に「判断」をして「行動」をしてしまうと体はぐちゃぐちゃになってしまいます。
特に生き物の神秘が「妊娠」「出産」だと私は思っているのですが、女性は思春期に向けてだんだん体が女性らしくなって、初潮を迎えて、定期的な月経を経て、受精して、胎児を育てて、出産して、
出産をすると母乳が出るようになって、、、
すごくないです?これって。
月経は28日周期で訪れるのが体のルールですが、これをコントロールするのは子宮ではなく脳。
つまり、28日ごとに脳は子宮に指令を出して、排卵、月経を起こさせないといけないって事です。
こういった、体の中でそれぞれの臓器の情報伝達をしている・・・もう少し噛み砕くと、それぞれの細胞や臓器が発する「電波」がホルモンです!!
この「電波」は血液に乗ったりしながら、別の細胞にたどり着くわけですが、電波を受信するには受信する側に「アンテナ」が備わっていないといけないですよね。
それぞれの細胞はそれぞれの役目に応じて異なる「アンテナ」を持っているので、自分に関係のある電波にしか反応しません。
携帯で電話をするとき、自分のお母さんに電話しているはずの電波がぜんぜん知らないおじさんに拾われてしまったら困りますよね?
ホルモンも同じ。通話できる相手は電波によって決まっています。
こうやって、37兆個の細胞がお互いの情報交換をするための「電波」がホルモンというわけですね。
ホルモンは大きく2つ種類があります(一部外れるものもありますが)
・コレステロールから作られるやつ
esthepro-shinya.hatenablog.com
このコレステロールから作られるホルモンとして代表的なものが、女性らしさを作り上げるホルモンとして有名なエストロゲン、反対に男性らしさの象徴テストステロン、ストレスと戦うホルモンコルチゾール、などがあります。これらのステロイドホルモンの特徴はそれぞれのホルモンがそっくりな形をした仲間であるということ。
ステロイドホルモンはわずかな変化によって別のホルモンに生まれ変わってしまうのです。
つまりコレステロール系のホルモンは自分の仕事を果たすだけではなく、他のホルモンに変化する力も持っているということなんですねー
たんぱく質由来のホルモンは、食べても分解されてしまうのでそのままではなかなか難しいです。
さぁ今回一番お伝えしたかったのが、ステロイドホルモンの中でも「ホルモンの働きはするくせに、ほかのホルモンには変化してくれないやつ」です。
これを最近では「環境ホルモン」という名前をつけています。
あるアメリカの湖でワニの女体化が問題になっています。
オスのワニのはずなのに、体がメスに近づいていっている・・・つまり、体内で女性ホルモンが高すぎる状態になってしまっているのです。
この原因として注目されたのが「環境ホルモン」。湖に流れ出す有害物質が原因でした。
これがワニの女体化の原因となっていたわけです。
日本でも多摩川にすむオスの魚からメスの組織が見つかったりと問題になっています。
プラスチック製品のおかげでわれわれの生活は格段に便利になりました。
もちろんこれをすべて排除することは今の生活では難しいですし、いやです笑
一つ最後に覚えていた大体ことは、エストロゲンに限らず、正しくホルモンが働いていれば偽ホルモンは追い出せる!ということ。
前述のとおり、ホルモンは携帯の電波と同じ。
正しいホルモンで通話中の細胞に悪いホルモンは働きかけません。
椅子取りゲームのように偽ホルモンの居場所を奪ってしまいましょう!!
自己紹介もぜひご覧くださいませ↓↓↓
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